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fashion

2015.08.04(Tue) 13:30 UP!!

削ぎ落として、浮き彫りになる“個性”…新ブランド「ニルズ」が伊勢丹メンズ館で初ポップアップ

ユリウス(JULIUS)を展開するサードストーンの新レーベル、ニルズ(NILøS)が15-16AWコレクションよりデビュー。8月12日から17日まで、伊勢丹メンズ館2Fのプロモーションスペース内にてポップアップショップをオープンする。

ユリウスのクリエイティブチームの一員である高橋佑次がディレクターを務め、デザイナー・堀川達郎と共に、ユリウスのアングラな世界観とは異なった思想でプロダクトする、ニルズ。アイデンティティとエッセンスという2つを軸に、それらの概念をニルズの独自の視点で再解釈し、都会的なアプローチを行っていく。
ユリウスも然りだが、ブランドのクリエイションの核としてあるのはグラフィックデザインで、その表現を洋服や世界観に置き換えている。ニルズのブランドコンセプトを“個の概念における、主義思想の無い状態、又はその境界線”としており、概念的で哲学的なものをコンセプトの中心に据えている。

その概念的なテーマは、ブランド名にも見ることができる。ブランド名に登場する“ø”は、数学分野においては“元を一切持たない集合”を指すもの、つまりは空集合(=empty set)を表す記号だ。ニルズが考える“ø”の定義は、人が生きる上で必要とする主義や思想などの様式を全て無化した状態、すなわち無主義・無思想な状態を指し、そこに残された最も純粋な個の意思、唯一の独自性を意味するものーー生きる上での表現において、本来あるべき自然な個体差への尊重の意を表したものとなる。

意識的に個性を作り出そうとするのではなく、高橋と堀川がコンセプトについて考察していく中で生まれた発見や気づきをそのまま表現することで、無意識に滲み出る空気・質感にこそ純粋な個性・意思が存在するという考えだ。そのため不要な装飾は可能な限り削ぎ落とし、空気感や個性を感じ取ることのできる余白を充分に残すことに注力している。色使いはブラック&ホワイトを基調としたモノトーンカラーが中心。ラインアップとしては、アパレルだけでなく、ミュージック、カルチャーを通して構成される様々なプロダクトを軸に展開していくという。

また、今回の伊勢丹メンズ館でのポップアップショップでは、小物も展開。注目は、東京・銀座発のメタルプロダクトレーベル、クラウストルム(CLAUSTRUM)とコラボレーションしたiPhoneケース「FLAP6 ver.2」。ステンレス素材でビジュアルからも“削ぎ落とす”というブランドの思想を体現したものとなっている。

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